top of page

ウォーミングアップに頼らず演奏する


 そういえばあのアレどこにいったかな、と探してみたらありました。



 2017年10月のインスタ

 当時、割と反響があったので、短いけど駄文ついでにココにも残しておこうかなと。


--

 ちょっと前に投稿した「演奏の為のウォーミングアップをやらない」ということについて、各方面からご意見やらお問合せがありまして、先日はこの件でお電話まで頂きました。



 ちょっと誤解された部分もあったみたいなので、少し解説してみようかと思った次第。



 本番前、演奏前には


 『身体を充分に慣らして→その状態を保ったまま→本番の演奏に臨む


というのが理想的だと、10数年前までは思ってました。



 でも実際には毎回色々な条件が変わってくるので、その通りにいかないことがほとんど。



 だったら、その理想に近づける努力をするよりも、いつでも準備なくいきなり本番を迎えても大丈夫な様にしておく方がむしろ楽チン、と思うようになったワケです。


 別の言い方をすると、本番の時だけ身体を特別な状況に持っていく、というのはかえって無理があるので、通常時も本番時も同じつもりで過ごす方が合理的だなと。



 楽器を使ったウォーミングアップをしないで済む様に、いつでも演奏出来る様な身体を準備しておく。


 少なくとも、自分の身体が今どういう状況なのかを把握しておく様にする。



 ウォーミングアップに頼らず演奏する、というのはそんな意味です。



 『メシ食ってる時もフロ入ってる時もジャズだ』という某巨匠の名言と同じ意味かどうかは分かりませんが。

閲覧数:352回0件のコメント

最新記事

すべて表示

“忍び”になるには

過日、某YouTubeのトーク配信で『忍びになるにはどうすれば良いですか?』という質問を頂戴しました。 録音に特化した業務は、《チャラン・ポ・ランタン》小春氏が“忍び”と命名する程、演奏家の中でも人目に付きにくい職種ですし、折角なので少し噛み砕いて解説してみようかと思った次第です。 テレビや映画やアーティスト作品など、各種の収録現場で演奏する仕事、いわゆる“スタジオミュージシャン”というものです。

bottom of page