ガレージシャンソンショーの譜面を2曲upしました。
- accsssaaatttooo
- 2024年12月1日
- 読了時間: 6分
更新日:4 日前
2024年12月1日、チャラン・ポ・ランタンとガレージシャンソンショーのジョイントツアーが始まりました。
いやはや、チャランポ、大人気ですね。
今やワタクシ、教え子・小春からのおこぼれで生きております。
しかも彼女、アコーディオン愛好家の裾野を広げるべく低価格のアコーディオンを有史以来のものすごい勢いで売りさばくという偉業も成し遂げていたりします。
まったく頭が上がりません。
コチラといえば、数年前から洗足学園音楽大学でアコーディオン科の非常勤講師を務めているものの未だに生徒は来ない(!)し、蛇腹お悩み相談企画「アコーディオン・クリニック」なる小さなイベントを不定期かつ地味に開催してはいるものの、それ以外に裾野を広げるようなことにはほとんど何も貢献していないワケで、たまに髪の毛を立てて化粧して暗い曲を演奏しているだけではイカンなぁ、とは以前から思っているのです。
そこで、まぁ大して皆様のお力にはなれないとは思うのですが、アコーディオン用の譜面は慢性的に不足しているようだし、ガレージシャンソンショーの曲でもアコーディオン用にアレンジしてみようかなぁ、などという発想に至りまして。
ガレシャンの場合、アコーディオンは基本的に歌の伴奏に徹しているワケで、その伴奏の中に毒を忍ばせてヒトリほくそ笑んでいるワケですが、今回は歌と伴奏ひっくるめてアコーディオン1台で演奏できるように、かつビギナーの方々でもご満足いただけるよう極力シンプルに、という点に気をつけながら書いてみました。
以下、譜面と蛇足な解説。
【ななかいのバラジョー】
メロディが激しくかつ幅広く上下する、器楽的で技巧的なミュゼットの名曲「Flambée Montalbanaise(モントーバンの火)」をフランス語で歌うバージョンを耳にして、日本語でもこういうのをやってみたいし山田くんなら歌えるでしょなどという割と軽い気持ちで、初めてガレシャンのために書いた曲。
既に20年以上の月日が経っておりますが。
原曲でのアコーディオンは、スタートこそ歌とユニゾンしているものの徐々にそこから離れ、裏メロやオブリガートなどで歌詞の世界観を彩るフレーズを弾いて伴奏の美味しさを存分に味わっているのですが、もしその辺りにご興味ございましたら是非とも”耳コピ”にチャレンジしていただきたい所存。
この譜面では、あくまでもアコーディオン1台でメロディと伴奏が成立するカタチを優先して、かつ極力シンプルに書いたつもりです。
もしかしてこれを参考に歌ってくださる方もいらっしゃるかも知れないと思いまして、歌詞を考慮して曲の構成は原曲通りになってます。
ミュゼットらしく(ABACAのような)ロンド形式っぽい構成の途中に、無理やりルバートな部分を入れちゃったりしたものですから、若干ややこしいことになっちゃってまして、それをどうにか3ページに収めるために”coda2”とか”D.S.3”などが登場する迷宮譜面になってしまいました…。その点どうかお許しを。
歌詞については、CDのライナーには載ってますし、今どきはサブスクの画面にも表示されますので、その辺りを参考にしてください。
【いざ進めよ、いばらの道を】
ガレシャンを始める以前の、山田くんの6人編成のバンドに参加していた時代のレパートリーだったこともあり、歌と二人っきりでもバンドの音圧と勢いを失わないようにガンガン弾く、という裏テーマがあります。
そのための秘策のヒトツとして、左のベースボタン/コードボタンの操作時にカチカチ/パタパタと鳴るノイズを敢えて大きく鳴らして、ただしリズムにちゃんとハマるようにすることで、ドラムのようなリズム隊が一緒にいる気分で弾くのをオススメします。
と、この曲のメロディについての大事なお知らせなのですが、原曲では、実は歌とアコーディオンの音程が微妙にズレている部分が結構あります。
歌がそのキーのスケール通りに歌っている後ろで、アコーディオンはワザと増2度を多用して弾いてたりします。
……って言葉だと分かり難いと思うので具体例を譜面で示すと、例えばこの部分、歌は「ミのフラット」を歌ってますが、

その後ろでアコーディオンは半音上の「ミのナチュラル」を弾いています。

というように、この曲では、こういうちょっとオカシな部分が随所にありまして、エキゾチック感、無国籍感、イカサマ感を増幅すべく、敢えてそんな弾き方をしています。
ただ、歌がない状態でこういうのがたくさん出てくると、ちょっと胸焼けしてしまいそうなので、この譜面ではその辺り程よくまろやかな書き方にしてあります。
それと間奏部分(譜面だとD.C.回のIntro部分)、原曲では程よくリズムブレイクなどをしておりますが、その辺りは正確に記譜しておりませんので、良きに計らってくださいませ。
ちなみに。
この曲は、作詞作曲が共に山田晃士さんによるものです。
今回この譜面のupに関して、趣旨を理解していただき、ご快諾いただいたことには心から感謝です。
山田くんありがとう。
ところで。
ここ数年、愛好家の方々と触れ合う機会が増え皆さんの取り組み方が少しずつ見えてきた気がするのですが、多くの方が譜面(楽譜)を頼りに演奏していらっしゃるようにお見受けします。
もしこの譜面が、弾いて楽しむ皆様にとって楽しむためのヒトツの材料になれば良いなぁと思って今回譜面をupしたワケですが、とはいえ必ずしも譜面通りに弾かなくて、全然大丈夫です!
そもそもがそういう種類の音楽ではありませんし、自分たちだって毎回必ず同じものを弾いているワケではないですし、オタマジャクシそのものよりもリズム / グルーヴ / ノリ、といった部分をとても大事にしているので、書いてあるから絶対この通りにやらなきゃ!なんて思わないでね、ということはお伝えしておきたいなと。
もしかしたら、お持ちの楽器では音が出ない音域やキーで書かれていたりするかも知れないし、そんな時はもちろん楽器の都合に合わせて弾けるように変えてください。
また、自分だったらもっとこうしてみたい!とか、音源ではこんな装飾音が入っているけど他にこういう弾き方しても良いのでは?とか、ここにグリッサンド入れちゃおうか?とか、そういうのも大々大歓迎。
自分で考えて、良さそう!面白そう!と思ったコトは、是非ゼヒやってみていただきたいのです。
この譜面をダシにどんどん遊んでもらえるのでしたら、コチラとしてはそんなに嬉しいことはありません。
最後に。
この2曲以外にも、自分のホームページでは自作曲の譜面を無料で公開してますが、それらはすべて著作者のある、著作物ですので、取り扱いには十分注意していただきたく思います。
個人で楽しむ以外に、・ライブ等での演奏・録音や録画・SNSへの投稿をされる場合には、必ず事前にjavalayeah.info@gmail.comまでご一報いただき、許可を得た上で、というお約束をお願いしています。
どうかその点、よろしくお願いいたします。
これらの譜面が、アコーディオンを弾いて楽しむ皆様のための、ちょっとした素材であったり、取っ掛かりであったり、参考資料であったり、そういったものになれるのでしたらとても嬉しいです。
更にもしご興味お持ちでしたら、我々のCDやサブスク音源も楽しんでいただけたり、また更にライブにも足を運んでただけたりしたら、大変嬉しく存じます。
今後ともガレージシャンソンショーをよろしくお願いいたします。
それともちろん、チャラン・ポ・ランタンもね。
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